研究情報
神戸市、ブルーカーボンの取り組み~ワカメのメカブを活用した藻場形成の実証実験結果(2023.6)
神戸市は、、ブルーカーボンの取り組みとして、 ワカメのメカブを活用した藻場形成に関する実証実験の結果について発表した。須磨浦水産研究会と連携して、同研究会が実施している「早採りワカメ」株植付オーナー制度によるワカメ収穫後、これまでは廃棄していたメカブ(ワカメの胞子が蓄えられている部分)と茎が残された状態のロープ(メカブロープ)を、2022年2月に須磨海づり公園内の消波ブロック等に設置し、2023年3月にワカメの藻場がどの程度形成されるのかを調査する実証実験を行った。
実証実験の結果、周辺海域で約4,250m2、約11.3t-wet(部分的刈取調査により推定)のワカメ藻場が観測された。今回の調査結果を踏まえて、これまで廃棄していたメカブロープの有効活用の検討を進める。また、これらの藻場が大気中のCO2を吸収し、固着したブルーカーボン量をクレジット化することも検討していく。
詳しくは、→https://www.city.kobe.lg.jp/a66324/press/314663825912.html
2023-06-11 | Posted in 研究情報 |