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日揮と東洋エンジニアリング、国内SAF製造プラントに関するアライアンス契約締結 (2023.3)

 日揮ホールディングス㈱は、国内EPC事業会社である日揮㈱と東洋エンジニアリング㈱が、3月30日付で国内の SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)製造プラントの FEED(基本設計)および EPC(設計・調達・建設)プロジェクト受注・遂行に関するアライアンス契約を締結したと発表した。

 国内においては、日本政府が掲げる「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に基づき、2030 年時点において「本邦エアラインによる燃料使用量の10%を SAF に置き換える」という目標が設定され、国内SAF 需要は、2025年の約30万キロリットルか ら2030年には約171万キロリットルに大きく拡大する見込みだ。こうした状況から、現在、国内石油元売り会社などを中心とする複数の事業者によって、 日本政府が創設したグリーンイノベーション基金を活用するなどして、バイオエタノールな どをはじめとした多様な原料による国産SAF 製造プラントの建設計画が実現に向けて着々と進んでいる。また、これらのプラント建設計画の多くは、グリーンイノベーション基金の期間設定から 2024年から2027年に集中して実現していくことが想定され、全体で数千億円規模の大規模投資となることが見込まれている。 SAF 製造に関連して、日揮グループは事業者としての製造・供給計画に関する様々な知見を有し、一方、東洋エンジニアリンググループはエタノールや木質バイオマスなどを原料とした合成ガス由来のSAF製造に関する知見と技術を有している。加えて、両社は国内、海外における大 規模な石油精製、石油化学・化学プラントの豊富な建設実績も有している。 両社が保有するこれら優位性を統合し、SAF 製造プラント建設計画の FEED(基本設計) から EPC(設計・調達・建設)まで協業することによって、より高い提案力や競争力、総合 的なプラント建設力が発揮できることから、今回のアライアンス締結に至った。 

詳しくは、→https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20230331.pdf

2023-04-01 | Posted in トピックス |