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日立と三菱UFJ銀行、「再生材マーケットプレイス」を10.1から運用開始。リサイクルプラ等の活用促進支援(2026.9)
2026年9月17日、㈱日立製作所および㈱日立ハイテク (日立製作所および日立ハイテクを総称して日立)は、リサイクルプラスチックをはじめとした再生材の活用促進を支援する「再生材マーケットプレイス(本プラットフォーム)を2026年10月1日から運用開始すると発表した。

「再生材マーケットプレイス」の概念図
本プラットフォームは、再生材の探索や取引支援に加え、品質評価や材料開発支援までをワンストップで提供することで、資源の安定確保やサプライチェーン強靱化の観点から、近年重要性が高まっている再生材の活用拡大を支援するものである。買い手企業は用途や性能要件に適した再生材を効率的に探索・活用できるほか、売り手企業は新たな販路の開拓や再生材の利用拡大を図ることができる。
あわせて、日立と㈱三菱UFJ銀行は、売り手企業への資金調達に向けた金融面での連携を進め、再生材の循環利用拡大に向けた取り組みを推進する。
<背景>
近年、脱炭素化や天然資源制約、地政学リスクの高まりを受け、資源の安定確保やサプライチェーンの強靱化が企業の重要な経営課題となっている。また、欧州を中心に国内外で資源循環に関する制度整備が進む中、廃棄物を再資源化し、再生材として有効活用する循環経済への移行が進んでいる。
一方で、再生材は品質や供給量にばらつきがあることから、買い手企業にとっては用途や性能要件に適した材料を見つけることが難しく、売り手企業にとっても適切な販路を開拓しづらいという課題がある。また、再生材の利用拡大には、材料の特性評価や品質確認、製品用途に応じた材料設計などの専門的な知見が求められるため、企業単独での対応には限界がある。
こうした課題の解決に向け、日立はこれまで、再生材を利用するユーザー視点を持つ積水化学工業㈱(積水化学)とともに、本プラットフォームのユースケースや機能の検証を進めてきた。加えて、トーエイ㈱との実証では、日立製作所が開発したAI技術と、日立が保有する材料開発技術を融合したマテリアルズ・インフォマティクス(MI)により、ユーザー企業が求める性能に応じた再生プラスチック材料の試作に成功し、再生材の品質評価から材料開発に至る一連のプロセスを本プラットフォーム上で実現できることを確認した。なお、一部の再生材については、既に日立グループ製品への採用を進めている。これらの成果を踏まえ、このたび「再生材マーケットプレイス」の運用を開始する。
<再生材マーケットプレイスの特長>
(1) 再生材の探索から取引までをワンストップで支援
本プラットフォームは、日立ハイテクが有する材料分野の知見や商事機能を活用し、スムーズなマッチングや取引をワンストップで支援します。買い手企業は、マーケットプレイス上に掲載された再生材の物性情報などをもとに、自社製品の用途や性能要件に適した材料を探索できる。他方で、売り手企業は、再生材の物性を含む情報をシステムに登録することで、自社単独ではアプローチが難しかった幅広い企業へ素材を提示できるようになり、新規の取引先や再生材の活用用途を広げる機会を創出することが可能になる。
(2) 品質評価・分析を支援
再生材の利用にあたって課題となる品質の担保に対し、日立ハイテクの計測・分析技術を活用し、材料特性の把握や性能評価を支援する。化学物質の分析や、材料特性の客観的な評価により、正確なデータを提供することで、買い手企業が安心して再生材の品質を検証し、スムーズな再生材採用の検討を進めることができる。
(3) MIを活用した材料開発支援
本プラットフォームは、日立製作所が独自開発したAIを搭載しており、再生プラスチックの配合に関する日立の実験データベースを活用し、ユーザーが求める性能に応じた配合レシピを提案する。ユーザーがめざす材料性能に応じて、再生材・バージン材・添加剤の最適な組み合わせを探索・提案することが可能となる。これにより、既存材料の代替に再生材が用いられるだけでなく、ユーザーによる用途に応じた新たな材料開発を支援する。
詳しくは、→https://www.hitachi.com/ja-jp/press/articles/2026/09/0917b/
