研究情報

UAE・Emirates Biotechとアラブ首長国連邦大、同国初の有機廃棄物有効利用統合パイロットプラント開設(2026.9)

 2026年9月17日、ポリ乳酸(PLA)バイオポリマー開発注力のUAEのEmirates Biotechとアラブ首長国連邦大学(UAEU)は、UAE初となる有機廃棄物統合型パイロットプラントの設計、建設、運営を目的とした共同研究プロジェクトを開始した。堆肥化可能な包装材を含む混合食品廃棄物は、再生可能なバイオガスと栄養豊富な堆肥に変換される。

 このパートナーシップは、アラブ首長国連邦のアル・アインにあるUAE大学で、Emirates Environmental Group、Hotpack、AW Rostamani Group (VerraPak)、 Tadweer Group、 シャルジャ大学、Pacogreenといった主要なバリューチェーン関係者の立ち会いのもと、正式に発足した。

 アル・アインにあるUAEUキャンパス近郊に位置するこのパイロットプラントは、1日あたり最大40kgの有機廃棄物を処理する予定である。このプロジェクトでは、UAE国内および国外でのモデル展開を支援するための技術的および運用上の指針を策定する。

 アラブ首長国連邦では、食品廃棄物が日々の都市ごみの約40%を占め、その多くが埋め立て処分されている。同時に、食品残渣でひどく汚染された従来のプラスチック包装はリサイクルがより困難である。本プロジェクトでは、食品廃棄物と堆肥化可能な包装を一緒に処理することで貴重な資源を回収し、埋め立て処分される廃棄物を削減する方法を探る。

 このパイロットプラントは、嫌気性消化と堆肥化を統合し、再生可能なバイオガスと栄養豊富な堆肥を生産する。2026年8月から2028年8月までの2年間のプロジェクト期間中、研究者たちは統合プロセスの性能、環境面および経済面での可能性を評価し、設置と試運転は2027年8月までに完了する予定である。

 学生や研究者はこのプロジェクトに貢献し、実践的な研究と技術研修を受けることができる。また、実験室規模の評価では、バイオガスを再生可能な水素に変換する可能性についても検討される。

詳しくは、→https://emiratesbiotech.com/emirates-biotech-and-united-arab-emirates-university-launch-uaes-first-integrated-organic-waste-valorization-pilot-plant/

2026-09-28 | Posted in 研究情報 |