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Neste、再生可能水素計画を再評価し、ポルヴォー製油所の120MW電解装置への投資を撤回(2024.10)

 Nesteは、フィンランドのポルヴォー製油所で再生可能水素を生産するための120MWの電解装置プロジェクトへの投資から撤退することを決定したと発表した。この決定は、2023年5月に開始された基本エンジニアリングフェーズの完了を受けて行われた。

 撤退の理由は、同社の厳しい市場環境と財務実績であり、新しい投資には厳しい評価が必要である。このプロジェクトの評価は、フィンランドの国家配給義務を果たすための製油所のプロセスでの再生可能水素の使用に対する厳しい制限の影響を受けている。これらの制限により、このサイズの電解装置を経済的に活用することができないと判断した。

「当社は最初の再生可能水素プロジェクトを中止するが、ポルヴォーで再生可能水素を確保するための代替経路を積極的に評価していく。当社の狙いは、ポルヴォー製油所で再生可能水素を利用し、フィンランドの非生物由来の再生可能燃料(RFNBO)配給義務の履行にも貢献することである。 私たちはパートナーとともに、ポルヴォー製油所に接続された水素エコシステムの開発に取り組んでいく」と、ネステの石油製品事業部門のエグゼクティブバイスプレジデントであるMarkku Korvenranta氏は述べている。

詳しくは、→https://www.neste.com/news/neste-to-re-evaluate-its-renewable-hydrogen-plan-and-withdraw-from-investing-into-a-120-mw-electrolyzer-at-the-porvoo-refinery

2024-10-27 | Posted in トピックス |