トピックス
米・Sustaineaと米・Primient、インディアナ州に米国最大のバイオMEG工場を共同設立へ(2024.10)
2024年10月7日、SustaineaとPrimientは、米国インディアナ州ラファイエットにあるPrimientの工場からSustaineaの最初のバイオMEG(モノエチレングリコール)工場にコーンデキストロースを供給する共同立地パートナーシップを発表した。Sustaineaが計画中の工場は約4億ドルの投資により、石油ベースのMEGに代わる再生可能な植物ベースの代替品を生産する。
Sustainea は、ドロップイン製品として使用でき、高品質と機能性を提供しながら、カーボンフットプリントを大幅に削減する Bio-MEG の世界的リーダーになるという野心的目標を持ってブラジルのBraskemと双日によって設立された会社である。Primient は、植物由来の原料の大手メーカーであり、高品質で低炭素のデキストロースの製造における業界リーダーであり、Primient の原料を Sustainea の Bio-MEG 工場に投入することで、飲料ボトル、食品容器、アパレル、履物用のバイオ製品を生産し、従来の化石由来のプラスチックを大幅に削減する。
Sustaineaの最高経営責任者Gustavo Sergi氏は、「この提携は、世界最大級の持続可能性ベンチャーの構築に向けた大きな一歩となる。Primientは、顕著な業務上の相乗効果と共通の価値観を持ち、戦略的パートナーであり長期的な同盟者である。ラファイエット工場で生産されるエネルギー効率が高く、炭素排出量が少ないデキストロースは、Sustaineaの製品を持続可能性と競争力の両面で独自の位置付けとなる。この発表は、成長を続けるPET(ポリエチレンテレフタレート)市場の脱炭素化から恩恵を受ける当社の顧客にとって大きなメリットとなる」と述べている。
この契約は、インディアナ州とラファイエット市の熱心な支援を受け、地域の強力なインフラ、既存の交通網、支援的な地方政策の影響を受けている。エンジニアリングと最終投資決定の完了後に着工が開始され、2028年に生産が開始される予定。
詳しくは、→https://sustaineabio.com/en/news/sustainea-and-primient