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豪・Jet Zero Australia、SAFプロジェクトへ1,400万ドル補助金獲得。連邦政府と州政府から(2024.9)
豪州・Jet Zero Australiaは、同社のタウンズビルにおける主力のSAFプロジェクトであるプロジェクト・ユリシーズを前進させるため、連邦政府とクイーンズランド州政府から1,400万ドルの助成金支援を受けたと発表した。
共同で発表された政府資金は、オーストラリア再生可能エネルギー庁(ARENA)の再生可能エネルギー推進プログラムの一環としてARENAから提供される900万ドルの資金と、クイーンズランド州政府からクイーンズランド州新産業開発戦略(QNIDS)を通じて提供される500万ドルの資金から成り、クイーンズランド州における現地生産能力の拡大とSAFバリューチェーンの確立を目的としている。
プロジェクト・ユリシーズは、オーストラリアの農業副産物を年間1億200万リットルのSAFと1100万リットルの再生可能ディーゼルに変換することを目指している。連邦政府とクイーンズランド州からの1,400万ドルの資金提供は、オーストラリア史上最大のSAFプロジェクト推進のための政府資金提供となる。また、これは、プロジェクトパートナーであるカンタス航空、エアバス、出光興産などの投資家による民間投資に続くものとなる。
Jet Zero Australia、フロントエンドエンジニアリングおよび設計(FEED)活動の完了を促進し、アルコールジェット燃料(ATJ)SAF技術の大規模な商業展開を推進する考えだ。
2024-09-28 | Posted in トピックス |