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ENEOSとEco-Pork、養豚業初のプログラム型J‐クレジット創出プロジェクト開始(2024.9)

 ENEOSホールディングス㈱と㈱Eco-Porkは、養豚事業におけるGHG削減を目的としたJ‐クレジット創出プロジェクト「豚へのアミノ酸バランス改善飼料の給餌プロジェクト」が、J‐クレジット認証委員会において承認され、養豚生産者とのJ‐クレジット創出活動を開始したと発表した。

 畜産業は、世界のGHG排出量の約14%を占めており、排出量の削減努力が求められている。日本では、2021年に農林水産省が「みどりの食料システム戦略」を策定し、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現することを推奨している。

 このような背景から、オープンイノベーションによるサステナブルな養豚業の実現に貢献すべく、ENEOSはENEOSイノベーションパートナーズ合同会社を通じてEco-Porkに出資しており、このたび両社はJ-クレジット制度を活用したプロジェクトを開始した。さまざまな主体(全国の養豚生産者)のGHG削減活動を取りまとめてJ‐クレジットを創出する、プログラム型プロジェクトとして養豚業界初の取り組みとなる。

 本プロジェクトでは、従来の飼料からアミノ酸バランス改善飼料に変更することで、飼料に含まれるアミノ酸を豚の体内で余すことなくタンパク質として吸収させる。これにより、排泄物中に含まれるアミノ酸(窒素化合物)を減少させることで、排泄物処理の過程で排出される一酸化二窒素(N2O)を削減します。N2OはCO2の265倍の温室効果を持つGHGであり、排出量の削減には大きな意義がある。

詳しくは、→https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20240911_01_01_1190263.pdf

2024-09-16 | Posted in トピックス |