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米・LanzaTechとLanzaJet、廃棄物、炭素、再生可能電力をSAF変換する燃料ソリューションサービス開始(2024.6)

 排出された炭素を持続可能な原料に変換する技術を有する米国のLanzaTech(イリノイ州スコーキー)と、持続可能な燃料技術を有し、持続可能な燃料の生産会社である米国のLanzaJet(イリノイ州ディアフィールド)は、廃棄物、炭素、再生可能電力をSAFに変換し、航空業界の脱炭素化を世界的に加速するため、業界初のエンドツーエンドの燃料ソリューション・共同サービス・CirculAirを開始する。

 CirculAirは、バイオ中間体としてエタノールを使用するASTM承認済みのSAF製造プロセスと、SAFと再生可能ディーゼル(RD)を製造するためのATJ技術を活用して、e-Fuel、電力から液体への変換 (PtL)、廃棄物から燃料を生成するため、フィッシャー・トロプシュ技術に代わる経済的で商業化された代替手段を提供する画期的なサービスである。都市固形廃棄物 (MSW)、農業残渣、産業および精製プロセスからの炭素排出、DACによるCO2、再生可能電力など、ほぼすべての廃棄物源を SAFに変換する、共同サービスおよびエンドツーエンドの技術ソリューションである。両社は両社の画期的な技術を組み合わせて、航空業界に世界規模で廃棄物ベースの SAF を製造するソリューションを提供、効率的で経済的なサービスを形成していく考えだ。

 SAF は、2050 年までにネットゼロを達成するための航空排出量全体の削減量の65~70%を占めると推定されており、削減が困難なこの業界にとって重要なツールとなっている。しかし、供給が制限されていること、コストが高いこと、技術的な障壁があることから、業界がSAF を主要な燃料源として採用するのは困難と考えれていた。CirculAir はこれらの障壁を打ち破るもので、このソリューションは、さまざまな廃棄物ベースの原料を SAF に変換することができ、SAF の世界的なコストを下げるために必要な生産と規模の経済が加速すると予測する。

詳しくは、→https://www.lanzajet.com/news-insights/circulair-news

 

2024-06-29 | Posted in トピックス |