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豪・Jet Zero Australiaとシンガポール・Apeiron Bioenergy、 SAF等再生可能燃料で合弁。両国の共同プログラム・Go-Green助成金認定(2024.3)
シンガポールのアジア最大の廃食用油収集事業者であるApeiron AgroCommodities Pte Ltd(Apeiron Bioenergy)と、エアバスとカンタス航空が支援するオーストラリアのJet Zero Australia Pty Ltd は、再生可能燃料プロジェクトにおいて、50:50の合弁事業を発表した。
この合弁の目的は、オーストラリアで低炭素強度の原料を開発し、SAF生産のための廃油の調達や水素処理エステルおよび脂肪酸(HEFA)用の非食用作物の生産など、再生可能燃料の需要への対応の促進だ。
両社は、再生可能原料の生産、加工、精製に関する実現可能性研究を進めるため、Go-Green共同イノベーション・プログラムに基づき、エンタープライズ・シンガポールとオーストラリア外務貿易省(DFAT)からの助成金も認定された。
Go-Green共同イノベーション・プログラムは、オーストラリアのAnthony Albanese首相とシンガポールのLawrence Wong副首相の間で取り交わされ、昨年発表された。オーストラリアとシンガポールの企業間の共同イノベーションを奨励し、ビジネスおよび商業活動の確立と拡大を促進することを目的としており、再生可能燃料を含むグリーン成長分野にわたる2国間貿易を促進するものである。
提案された合弁事業の下で、Apeiron Bioenergyは廃棄物ベースの原料回収の経験と知識を活用する一方、Jet Zero Australiaは非食用作物の加工と精製への国内投資に注力、両社は資本を拠出する。
2024-03-06 | Posted in トピックス |