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三菱重工エンジニアリングとエクソンモービル、CO2回収技術で提携。CCSを効率的に(2022.12)
三菱重工エンジニアリング㈱(MHIENG、横浜市)は、米国エクソンモービル(ExxonMobil)と産業分野向けにエクソンモービルが手掛けるCCSプロジェクトにMHIENGの先進的なCO2回収技術を適用し、協力を進めることで合意した。エクソンモービルとMHIENGは、それぞれが持つ能力を一層強化することにより、エネルギー分野の脱炭素化を促進するソリューションを供給する考えだ。産業分野において、回収から貯留まで一貫したCCSプロジェクトを効率的に進めることが可能となる。
今回の協業は、関西電力㈱(KEPCO)の協力を得て実施されるもので、液体アミンを用いたCO2回収技術である「KM CDR Process」および「Advanced KM CDR Process」をベースとしている。このプロセスはMHIENGがKEPCOと共同開発したもので、商用において年間100万トン以上の実績を有する数少ないCO2回収技術だ。
エクソンモービルは、CO2の回収と回収したCO2を輸送し、地層に安全に注入する30年以上の実績を有している。MHIENGは、燃焼後排ガスからの世界最大のCO2回収ライセンサーとして、30年以上のCO2回収技術における研究開発を実施しており、計14基の商用CO2回収プラントを世界各国に納入した実績がある。
また、エクソンモービルとMHIENGは、過去20年にわたってシンガポールや米国のベイタウン、コーパスクリスティに世界規模の化学プラントを共同で建設してきたが、今回のCCSにおける協業も、これを継続し、ネットゼロに向けたエナジートランジション戦略を実現するためのものとなる。
詳しくは、→https://www.mhi.com/jp/news/22113001.html →https://corporate.exxonmobil.com/news/newsroom/news-releases/2022/1129_exxonmobil-and-mitsubishi-heavy-industries-form-carbon-capture-technology-alliance