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東京ガス、三菱商事等4社、米国キャメロンLNG基地活用の合成メタン導入の検討開始(2022.12)

 東京ガス㈱、大阪ガス㈱、東邦ガス㈱、三菱商事㈱は、米国テキサス州・ルイジアナ州における合成メタン(e-methane)の製造、キャメロンLNG基地およびLNG船・受入基地等の既存LNGサプライチェーンを活用した合成メタンの液化・輸送、ならびに2030年の日本への合成メタン導入開始に向けた共同での詳細検討実施に合意し、このたび、検討に着手した。2030年に13万トン/年の合成メタンを製造し、日本へ輸出を目指す。

 既存の都市ガスインフラや消費機器が活用でき、スムーズなカーボンニュートラル化への移行と追加的な社会コストの抑制が両立可能な合成メタンの導入が期待されている。合成メタンの活用拡大に向けて、2021年6月に設立されたメタネーション推進官民協議会において議論が進められている。
 合成メタンの普及には、国内外双方で取り組みを推進することが有効であり、特に安価な再生可能エネルギー電力などを活用した競争力の高い合成メタンが製造できる海外でのサプライチェーンの構築が重要だ。これまで、各社は海外からの合成メタン導入に向け、それぞれ様々なエリアで適地評価や事業可能性調査を行っているが、今回、原料を安定的に調達するための既存インフラが揃い、早期のサプライチェーン確立を図れるという点で、現時点で米国キャメロンLNG基地近傍を4社共同で取り組む最有望地域として選定した。今後の合成メタン導入の拡大やエネルギーセキュリティ向上に向けて、引き続き、他地域・案件における適地選定や事業可能性検討を継続して続けていく考えだ。

詳しくは、→https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20221129-01.html                                関係情報→https://www.gas.or.jp/newsrelease/20221122.pdf

2022-12-04 | Posted in トピックス |