研究情報
ENEOSリニューアブル・エナジー、セルロース活用した藻場造成の実証、千葉県で有効性確認(2025.11)
ENEOSリニューアブル・エナジー㈱(ERE)は、2023年からセルロース等のポリマー溶液を活用した藻場造成手法の実証を千葉県にて実施し、今般、アラメの遊走子を混合したセルロースポリマー溶液を海中に散布することによる藻場造成に対して一定の有効性があることを確認したと発表した。
千葉県の内房においてカジメ・アラメを対象とし、本実証は数回実施された。2024年10月に水深約3mの岩盤に対して本手法を行った地点について2025年8月に追跡調査を行ったところ、1平方メートルあたりのアラメの密度は、無散布地点に比べ散布地点では1.78-6.4倍と高い数値となった。同地点では周囲にアラメが確認されていることから散布とは関係ない天然由来のアラメもあるものの、本手法の効果があったものと考えられる。
本実証は千葉県内房地域での磯焼け(藻場減少)対策への取り組みの一環として、EREが委託し、北海道のコンブ場で実績のある国立大学法人北海道大学と、岡部㈱によって実施されたもの。

詳しくは、→https://www.eneos-re.com/news/pdf/news_20251121.pdf →https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000018452.html
2025-11-23 | Posted in 研究情報 |
