トピックス,エネルギー編
中･国富水素エネルギー･孟発国富等3者、内モンゴルの年産4万トン規模･グリーン水素PJ協定に署名（2025.8）
中国・江蘇省の国富氢能技术装备股份有限公司（国富水素エネルギー）、内モンゴル自治区・蒙古蒙发国富氢能科技有限公司（孟発国富）、そして与乌兰察布（ウランチャブ）市四子王旗人民政府は、それぞれの利点を活かし、グリーン水素製造・液化の一体型プロジェクトを構築し、地域の水素エネルギー産業の大規模発展を加速させる協定を正式に締結した。
合意書によると、三者協力の中核プロジェクトは約50億人民元を投資し、3期に分けて建設される予定である。完成すれば、1日あたり120トンの水素を生産し、年間生産能力は約4万トンとなり、この地域における主要なグリーン水素生産拠点となる。中核施設は生産能力の要件に基づいて構成される。水素生産システムは、1,000Nm³/hの電解装置60台を導入する。水素貯蔵施設はプロジェクトのニーズに合わせて調整され、安全な貯蔵と安定した供給を確保する。また、1日あたり120トンの処理能力を持つ水素液化システムも建設され、水の電気分解、水素精製、自動制御システム、液体水素の貯蔵と積載を含む完全なプロセスを備え、完全な生産サイクルを形成する。補助施設とユーティリティも改善される。
プロジェクトの実施を促進するため、四子王旗政府は地域エネルギー計画を結び付け、電力網会社と連携し、プロジェクトに1GWのグリーン電力の供給を確保する。国富水素能源と孟発国富は20以上の「石油、ガス、水素、電力」統合エネルギーステーションを配置し、グリーン水素と液化水素の市場吸収問題を解決する。同時に、四子王旗に液化水素輸送本部を設立し、液化水素輸送タンクと物流車両を配置し、国家規模の液化水素輸送・配送センターを構築する予定。