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ソニー、大型テレビで発泡スチロール使用の梱包廃止。カネカ・生分解性バイオポリマー採用(2024.4)

 ソニー㈱は、業界で初めて大型テレビに採用している発泡スチロール製の緩衝材を撤廃した。対象商品は、香港・台湾向けの85型のMini LEDバックライト搭載の液晶テレビ 『BRAVIA 9』で、緩衝材には、発泡スチロールに代わりに㈱カネカ製のカネカ生分解性バイオポリマー Green Planetを採用する。同素材は、バイオマス由来で様々な環境下で生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも分解されCO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献する。
 緩衝材は、大型で重量のあるテレビの輸送時の耐衝撃性を確保するため、商品のデザインに合わせた複雑な形状に成型している。今回の採用に向けては、発泡スチロールとは異なる素材の特性に合わせて、耐衝撃性を維持する設計と緩衝材の安定的な生産を両立する金型構造を実現した。あわせて、これまでに培った包装設計のノウハウとシミュレーション技術の活用により、緩衝材の形状をシンプルにしたり部品点数を削減したりするなど、工夫をほどこした。

Green Planetを採用したブラビアの包装材、実際の装着イメージ

詳しくは、→https://www.sony.co.jp/corporate/information/news/202404/24-013/                    →https://www.kaneka.co.jp/topics/news/2024/nr2404181.html

2024-04-19 | Posted in トピックス |