研究情報

Green Carbon社、豪州国家機関・企業とのカーボンクレジット創出プロジェクト基本合意。（202310）

　カーボンクレジット創出販売支援スタートアップのGreen Carbon社（東京都港区）は、10月6日から10月9日に実施された、西村経済産業大臣のオーストラリア・メルボルン出張に同行し、同国の大学・国家機関とカーボンファーミングによるクレジット創出プロジェクトの基本合意を締結したと発表した。今回のプロジェクトでは、200万haの農地を目標にカーボンファーミングという手法を用いたカーボンクレジット創出を実施し、長期的にはCO2換算で約5,000万t-CO2eの創出を目指していく。
　オーストラリアは、カーボンニュートラル推進に積極的に取り組んでおり、2050年までにGHG排出実質ゼロを目指す計画を発表するとともに、国全体で約数百億円相当のカーボンクレジットを購入する予算を設けている。同社は、こうした背景に注目し、豪州約30haの農地にてカーボンファーミングの手法を活用したACCUs登録（オーストラリアの低炭素農業イニシアティブ（CFI）によって発行された豪州炭素クレジット）を完了している。
　今回、両国の脱炭素化を促進する代表的な取り組みとして、西村経済産業大臣及びファレル豪州貿易・観光大臣の立ち合いの下、GreenCarbon社と豪州企業・政府機関のMOU署名式が執り行われた。

詳しくは、→http://green-carbon.co.jp/goushuu/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　関連情報→https://www.meti.go.jp/press/2023/10/20231008001/20231008001.html