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米・Origin Materials社、合弁企業Sustainea社と100%バイオPET等開発へ戦略的ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟ締結（2023.8）
持続可能な化学素材開発に注力するOrigin Materials社（米国・カルフォルニア州）は、ブラジルのブラスケムと双日㈱の合弁事業であるSustainea Bioglycols（Sustainea社）と、先進的なバイオベース材料を中心とした戦略的パートナーシップを締結したと発表した。両社は、Origin Materials社のバイオベースPTAおよびFDCAなどのバイオ技術プラットフォームと Sustainea社のバイオベースのグリコール製品・バイオMEGの製造技術、および市場の専門知識を融合し、100%バイオベースのPETおよびポリエステルの開発を進める考えだ。
PTA は、PET ポリエステル包装、繊維、衣料品、プラスチック、自動車部品、タイヤ、カーペット、玩具など、幅広い用途の基本的な原料となっている。FDCAは、界面活性剤、エポキシ樹脂、次世代バイオポリマー PEF（ポリエチレン フラノエート） などに使用されている原料である。
Origin Materials社の共同CEOのRich Riley氏は、次のように述べている。「ブラスケムと双日は、合弁会社であるSustainea社を通じてバイオMEG生産の世界的リーダーになることを目指している。バイオMEGとバイオPTA は、100% バイオベースのPET を製造するために必要不可欠であるため、当社は低コストPET製造に向け、研究開発を強化していきたいと考えている。低炭素バイオPETやFDCAを統合した先進的なバイオベースポリマーなどのポリマーの未来に向け、この戦略的パートナーシップが大変楽しみである」
関連情報→https://greenproduction.co.jp/archives/7688 →https://www.sustaineabio.com/