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楽天G、7/4の東京ドーム試合でブルーカーボン・オフセット実施。環境保全に貢献できる特別チケット販売(2023.4)
㈱楽天野球団(仙台市宮城野区)と楽天グループ㈱、楽天エナジー㈱の3社は、楽天が推進する環境・社会・経済に配慮した持続可能な社会を目指すことを目的とした「Go Green Together」プロジェクトの一環として、7月4日(火)に東京ドームで開催するオリックス・バファローズ戦において、同試合で排出されるCO2を「カーボンクレジット」として相殺(オフセット)する「ブルーカーボン・オフセット」を行うと発表した。同試合は「楽天スーパーナイター」として、楽天と楽天野球団が主催する。
カーボンニュートラルを目指す世界的潮流を背景に、海洋生物の働きを活用した「ブルーカーボン・オフセット」は、協力地域の漁業および藻場の環境保全と、気候変動対策を両立させるサステナブルな取り組みであることから、注目が集まっているが、今回の取り組みは、楽天エナジーと岩手県洋野町(洋野町ブルーカーボン増殖協議会)の取引によって実施する。洋野町には、海水とウニのエサとなる海藻類が安定的に流れ込みやすくなるよう人工的に掘られた増殖溝があり、2011年の東日本大震災で津波の被害を受けたが、その後復興し藻場と地域の漁業を復活させた。現在では、洋野町は漁業に利用してきた増殖溝を「ブルーカーボン・オフセット」事業にも活用し、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合により国内最大となるCO2がクレジットとして認証され、国内の「カーボン・オフセット」に寄与している。様々な形で東北の復興支援活動を行ってきた楽天、楽天野球団としても、このような洋野町の活動姿勢に共感し、今回の取り組みに至った。
7月4日(火)に開催する「楽天スーパーナイター」では、2つの「ブルーカーボン・オフセット」施策を実施する。まず、楽天が、「楽天スーパーナイター」の試合観戦で来場者が排出するCO2(1人あたり1kgと仮定)を「ブルーカーボン」によってオフセットする。さらに、環境に関心の高いファンを対象に「ブルーカーボン・オフセット付チケット」を販売する。「ブルーカーボン・オフセット付チケット」は、通常料金に「ブルーカーボン・オフセット」の費用を追加したチケットだ。上乗せとなる金額は、岩手県洋野町でCO2をオフセットするための藻場の創出や保全活動資金などに充てられるため、野球観戦を通して環境保全に貢献することができる。
詳しくは、→https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000439.000037175.html 関連情報(住友商事グループ、ブルーエコノミー事業推進)→https://greenproduction.co.jp/archives/8527