ニュース情報/政策関連
米国バイデン政権、バイオテクノロジーとバイオ製造の推進に向け、新目標と戦略を発表(2023.3)
米国・バイデン・ハリス政権は、米国のバイオテクノロジーとバイオ製造を推進するため、政府内外の行動を促進する、野心的な目標と優先テーマなどの戦略を発表した。
昨年9 月、バイデン大統領は、持続可能で、安全保障を念頭に置いた米国のバイオエコノミーのために、バイオテクノロジーとバイオ製造のイノベーションを推進するための大統領令に署名したが、今回の発表は、米国のバイオエコノミーを強化し、国内でのサプライ チェーンを再構築し、国内のイノベーション エコシステムを推進することが狙いだ。国内で開発したものをすべて国内で製造できるようにする。
バイオ製造、または商業規模で商品やサービスを生産するための生物学的システムの利用は、プラスチック、燃料、医薬品などを新たな持続可能なものとする可能性を持つ。これらのイノベーションは、健康、気候変動、エネルギー、食料安全保障、農業、サプライ チェーンのレジリエンス、国家および経済の安全保障における新しいソリューションとなりうる。
バイオテクノロジーとバイオ製造の研究開発を利用して、社会的目標を達成するため、ホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)は新しい報告書を発表した。バイオテクノロジーとバイオ製造の力で何が可能になるかについてのビジョンを概説しており、研究開発によって野心的なビジョンの達成を促している。また連邦省庁に対し、バイオテクノロジーとバイオ製造の R&D の可能性を評価して、気候変動の解決策、食料と農業のイノベーション、サプライ チェーンの回復、人の健康、分野の横断促進という 5 つの社会的課題解決を推進するよう求めている。
2023-03-25 | Posted in ニュース情報/政策関連 |