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住友林業とIHI、熱帯泥炭地コンサルの合弁会社設立。地上と宇宙の観測システム×AIで管理 (2023.2)

 住友林業㈱と㈱IHIは2023年2月7日、合弁会社「株式会社NeXT FOREST」(NeXT FOREST社)を設立した。熱帯泥炭地を適切に管理するコンサルティングサービスを開始する。

 本サービスでは住友林業が2010年から蓄積した熱帯泥炭地の様々なデータをベースに適切な泥炭地管理を行うAIモデルと地下水位、気象情報をリアルタイムでモニタリングする観測システムを導入、IHIは航空・宇宙分野で培ったドローンや人工衛星データの利用技術、気象観測・予測技術を有し、両社が持つ技術を掛け合わせて熱帯泥炭地の情報をリアルタイムで収集し提供する。なお、熱帯泥炭地とは、植物の遺骸が水中で分解されずにできる泥炭が堆積した土地のことで、地下水位が下がり乾燥すると、炭素を多く含む泥炭が分解・消失するだけでなく非常に燃えやすくなるため、地下水位管理が極めて重要となっている。         

 さらに森林や土壌でのCO2吸収量や炭素固定量を正確に測定し、自然資本の価値を適切に評価することで「質の高い炭素クレジット」創出の事業化を目指す。

 

詳しくは、→https://sfc.jp/information/news/2023/2023-02-14-01.html

 

2023-02-15 | Posted in トピックス |