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三井不動産と竹中工務店、国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル着工。CO2排出量削減~日本橋に森を~新たなビル価値創造へ(2024.1)
三井不動産㈱は、東京都中央区日本橋にて推進中の「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」について、1月4日に着工したと発表した。なお、設計施工は㈱竹中工務店が実施し、竣工は2026年を予定している。
推進中の計画は国内最大・最高層、地上18階建・高さ84m・延床面積約28,000㎡の木造賃貸オフィスビル着工となる。国内初適用となる木造・耐火技術を多数導入し、三井不動産グループ保有林を含む1,100㎥超の国産木材を構造材に使用している。一般的な鉄骨造オフィスビルと比較して、躯体部分において、建築時CO2排出量約30%の削減効果を想定している。
また、「日本橋に森をつくる」というコンセプトのもと、木造オフィスビルならではの新たな価値創造に挑戦している。①三井不動産グループが北海道に保有する森林約5,000haの木材の一部を構造材および内装・仕上げ材に使用し、 「植える→育てる→使う」のサイクルによる“終わらない森”創りに貢献している。②木ならではのやすらぎとぬくもりを五感で感じられる空間を創出し、生産性の向上等、木造オフィスビルだからこそ実現できる「行きたくなるオフィス」を目指している。③緑豊かな歩行空間の整備や生物多様性の保全に貢献する環境づくりを通じ、オフィスワーカーや来館者、周辺住民の方が都心のなかでも憩える新たな緑の拠点を創出している。④ ZEB Ready認証、いきもの共生事業所認証(ABINC認証)等の取得を目指すほか、次世代の環境配慮型オフィスビルとして、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入や建築廃材のアップサイクル等の先進的な取り組みを実施する。
詳しくは、→https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2024/0111_01/ →https://www.takenaka.co.jp/news/2024/01/01/pdf/20240111_Release_mokuzouofficebuilding.pdf 関連情報(竹中工務店 木造建築の大規模化・高層化推進)→https://greenproduction.co.jp/archives/2074