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エア・ウォーター、家畜ふん尿由来バイオメタンを雪印メグミルクに供給。地産地消の推進へ(2024.11)

 エア・ウォーター㈱は、LNG(液化天然ガス)の代替燃料となる家畜ふん尿由来「バイオメタン」を、雪印メグミルク㈱大樹工場へ納入することが決定したと発表した。CO2排出量削減の取り組みの一環として、地域企業との連携を深めていく考えだ。

 エア・ウォーターは家畜ふん尿由来バイオメタンの製造から販売に至るサプライチェーンを確立し、本年5月より事業化を行っている。こうした中、バイオメタンのさらなる活用を図るため、酪農家のバイオガスプラントにおいて精製したバイオメタンを、専用のガス吸蔵容器でガス体のまま輸送・供給する仕組みを構築し、本年12月末より雪印メグミルク大樹工場へ供給を開始する。酪農家と燃料消費先の工場が近接地にある場合、より低コストでバイオメタンの活用が可能となる。今後、家畜ふん尿を有効活用したい酪農家とバイオメタンを活用したい需要家の双方のニーズを安定的に満たしながら、さらなる市場創出を図っていく考えだ。

 供給先となる雪印メグミルク大樹工場では、乳資源(ホエイ)の有効活用のためメタン発酵設備が設置されており、そこから発生するバイオガスにエア・ウォーターが精製・供給するバイオメタンを混合させ、メタンガスボイラの燃料として利用することに成功した。なお、この2つのバイオマス燃料を同時に使用するのは国内で初めての試み。

詳しくは、→https://www.awi.co.jp/ja/business/news/news-2024111401.html

2024-11-18 | Posted in トピックス |