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NesteとBraskem、ポリマーや化学品用の再生可能及びリサイクル原料の供給で合意（2024.10）
フィンランドのNesteは、南北アメリカ最大の熱可塑性樹脂メーカーであるブラジルのBraskemと、ポリマーおよび化学品製造用の再生可能およびリサイクル原料を供給することで合意した。これらの原料をベースにしたBraskem製品は、2024年第4四半期から市場で入手可能になる予定。主に南米で販売され、BraskemのWenew製品ポートフォリオにおいて展開される。
「これは業界にとって非常に重要な瞬間である。私たちは、バリューチェーンの最初から持続可能性を確保しながら、業界の高い品質基準に準拠する新しいソリューションを導入しているNesteとのパートナーシップは、循環型経済に向けた私たちの展開における重要なマイルストーンである」と、Braskemの南米循環型経済担当ディレクターのFabiana Quiroga氏は述べた。
Braskemは、ネステ社のより持続可能な原料であるNeste REから作られたポリマー樹脂と化学品を販売する。Neste REとは、化学リサイクルによってプラスチック廃棄物を活用して生産されたリサイクル原料と、廃食用油（UCO）などの再生可能原料を処理して生産された再生可能原料である。
「プラスチックおよび化学品業界をより持続可能なソリューションへと変革するパートナーとして、Braskem を迎えられることを嬉しく思う」Neste のポリマーおよび化学品のコマーシャル ディレクターであるJeroen Verhoeven氏は述べた。また「南米でNeste RE ソリューションが稼働し、ポリマーおよび化学品の生産におけるバージン化石原料への依存が低減するのを見るのを楽しみにしている」とコメントした。
Nesteの再生可能およびリサイクル原料の処理は、南米のBraskemの施設で行われる