トピックス

出光興産、合成メタノール(e-メタノール)供給網構築へ、HIF Global 社に出資。日本企業で初。(2024.5)

 出光興産㈱は、南米・北米・豪州などで合成燃料(e-fuel)・合成メタノール(e-メタノール)のプロジェクト開発を行うHIF Global社(米国テキサス州:HIF社)へ出資(出資金額114百万米ドル)を行う。なお、HIF社への日本企業による出資は初となる。今後、当出資を通じ、合成燃料およびカーボンニュートラル燃料やその原料等として汎用性の高いe-メタノールの国内外におけるサプライチェーン構築を推進し、カーボンニュートラル社会への貢献を進めていく考えだ。

 出光興産は、2050年のカーボンニュートラル社会実現へ向け、ブルーアンモニアやSAFなどとともにe-メタノールへの投資を重点的に検討している。 大気中などから回収したCO2と再生可能エネルギー由来の水素を合成することで生成するe-メタノールは、今後も需要が拡大すると見込まれる船舶燃料として直接利用できる。さらに合成ガソリン・合成ディーゼル・合成SAFなどの合成燃料や、合成化学品を選択的に製造することが可能だ。これらの点を踏まえて、同社はe-メタノールを戦略的に重要な製品であると位置づけている。

 HIF 社は、南米・北米・豪州など多拠点かつ大規模にe-メタノールをはじめとする新しいエネルギーの事業開発を進めており、将来的にはe-メタノール換算で約400万トンの生産規模を見込んでいる。出光興産は、2023年にHIF社と合成燃料分野における戦略的パートナーシップに関するMOUを締結し、その後もe-メタノールに関する共同検討を開始するなど、e-メタノールおよび合成燃料の早期社会実装に向けた検討を進めてきた。 今回、HIF社に出資し、海外拠点におけるe-メタノールおよび合成燃料の製造・開発を推進する。出光興産からHIF社に対して取締役を派遣するとともに、マーケティングやプロジェクト開発分野においても人財を派遣することで、HIF社が有するe-メタノールや合成燃料の製造プロジェクトに対する開発・マネジメント等の最先端の知見やノウハウを獲得する。 さらには、当社の既存の燃料油事業における供給・販売のネットワークを活用して、eメタノール事業の市場形成と導入を早期に実行し、2035年に国内外の拠点において50万トン規模を目安にe-メタノールの供給体制を構築することを目指す考えだ。

詳しくは、→https://www.idemitsu.com/jp/news/2024/240513.pdf

2024-05-14 | Posted in トピックス |