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三井物産、出資の米・Fairway Methanol社で産業回収CO2を原料にメタノール生産開始(2024.1)

 三井物産㈱は、米国のスペシャリティ・化学品大手企業のCelanese Corporation(セラニーズ社:テキサス州ダラス市)と折半出資で設立したFairway Methanol LLC(フェアウェイメタノール社)の工場(テキサス州パサデナ市)で、周辺プラントから排出される産業由来のCO2を原料としたメタノールの製造を開始したと発表した。最大で年間18万トンのCO2を有効利用してメタノールを年間13万トン増産する。これにより、メタノール年間製造能力は163万トンとなった。
 本メタノールの増産は、CO2を回収・有効利用するCCU(Carbon Capture and Utilization)の取組みの一つで、CO2を資源として捉え素材や燃料に再利用することで、大気中への排出を抑制するカーボンリサイクルを実現するもの。これにより、三井物産はフェアウェイメタノール社でのバイオメタノール(マスバランス方式)やデンマークSolar Park Kasso ApS(ソーラーパーク・カッソー社)でのe-メタノールと共に低炭素メタノールの製品ポートフォリオを拡充する。

Fairway Methanol社の新設CCU関連設備

詳しくは、→https://www.mitsui.com/jp/ja/topics/2024/1248162_14382.html

 

2024-01-11 | Posted in トピックス |