ニュース情報/政策関連

台湾初のGHG排出量取引所「台湾炭素権取引所」スタート、開所式開催。2024年に取引開始(2023.8)

 台湾初の温暖化ガス排出量取引所「台湾炭素権取引所」(臺灣碳權交易所)がスタート、本社を置く南部・高雄市で開設式が開催された。台湾証券取引所と行政院国家発展基金による共同出資でつくられ、2024年前半にも取引が始まる。

 蔡英文総統は、「台湾炭素権取引所開会式」に出席し、炭素権取引所の設立により台湾は国際的なネットゼロの流れに乗り続けることが可能になるとした。関連する協力は、企業が炭素排出量を削減し、グリーン経済全体の好循環を推進するインセンティブを生み出す。同氏はまた、企業がネット・ゼロ変革に共同で取り組み、低炭素およびゼロカーボンの課題を新たな機会やビジネスチャンスに変えることができるよう、政府が引き続き支援していくと強調した。

 また、今年10月に施行される「EU炭素国境調整メカニズム」(CBAM)は、世界的なRE100企業の取り組みとともに、炭素削減がもはや単なる社会貢献的な取り組みではなく、競争のフェーズにはいることを示すものだ。炭素削減は熾烈な国際競争で優位性を維持し続けるためには、必要な要件になっている。台湾炭素取引所の設立により、台湾は国際的なネットゼロ化の流れに乗り、他国の炭素取引所と積極的に協力することが可能になるとした。

詳しくは、→https://www.president.gov.tw/NEWS/27785

 

2023-08-14 | Posted in ニュース情報/政策関連 |