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タイ・SCGC、オランダAvantium社と提携、及びIHIとCO2の低級オレフィン変換（CCU）の実証提携を発表。（2023.7）

　タイに本社を置くASEAN の大手総合化学企業のSCG Chemicals Public Company Limited（SCGC） は、オランダのAvantium NV との提携に合意したと発表した。このパートナーシップの下で、両社は、CO2をカーボンネガティブポリマーPLGAに変換し、年間10トンの生産能力を持つパイロットプラントにスケールアップし、カーボンニュートラルを推進する考えだ。

詳しくは、→https://www.avantium.com/2023/avantium-and-scgc-partner-to-bring-co2-based-polymers-to-pilot-phase/→https://www.scgchemicals.com/en/articles/news/1688435730

　また、同日、SCGCとIHIは、炭素を回収、利用するパイロットプラントを実証するための提携に合意したと発表した。

　CO2を低級オレフィンに変換するCO2回収利用（CCU）技術で、この実証実験は、NEDO支援を受けている。回収されたCO2は水素と化学反応を起こし、低級オレフィンやその他の炭化水素化合物を生成する。これにより、生産プロセスでの循環利用が可能になり、ナフサ原料の消費量が削減される。さらに、大気中へのCO2排出量の削減も可能となる。2024年度にCO2回収設備およびオレフィン合成設備を実稼働しているSCGCのプラントに設置し，2026年3月まで実証試験を行う。

詳しくは、→https://www.ihi.co.jp/all_news/2023/resources_energy_environment/1199831_3538.html　　　　　　　→https://www.scgchemicals.com/en/articles/news/1688433200