トピックス
日本触媒、グリーンケミカル事業参入に向けインドネシア・Chandra Asri社等と共同調査(2023.5)
㈱日本触媒は、PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(インドネシア バンテン:NSI)、PT Chandra Asri Petrochemical Tbk(インドネシア ジャカルタ)と、グリーンケミカル事業への参入に向けた共同調査を行うための基本合意書を締結した。
当合意書に基づき、日本触媒とその関連会社であるNSI、Chandra Asriは、再生可能エネルギーを使用したバイオナフサやバイオオレフィンなど様々なバイオ素材を生産し、サステナブルなアクリル酸やアクリル酸エステル、高吸水性樹脂(SAP)などを生み出す可能性を探る。本検討ではチレゴン市のNSI及びChandra Asriの既存プラントにおける設備・強み・技術を最大限に活用しながら、バイオ原料の生産とサプライチェーン全体における環境負荷低減の可能性を評価する。
この取り組みはChandra Asriが2022年に開始した重要プログラムである「包括的なESG活動」を一歩進めるものになる。「包括的なESG活動」プログラムでは、Chandra Asriが世界的なESG評価機関であるサステナリティクス社の格付けにおいて、業界内の上位1パーセントを維持する事を目指している。一方、日本触媒においても、グループ長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」における「環境対応への変革」ならびに2050年に向けたGHG排出削減ロードマップにおける「バイオマス原料の利用」とつながる。
また、この取り組みは製品のライフサイクルを通じてCO2排出量を削減させることができ、インドネシア共和国の長期計画である「低炭素および気候レジリエンスに向けたインドネシア長期戦略 2050」に向け炭素排出量の低下に貢献する。
Chandra Asri社は、オレフィン及びポリオレフィンを生産するインドネシア最大の総合石油化学会社で、30年以上の歴史と2000人以上の専任スタッフに支えられ、インドネシア国内の石油化学ハブであるチレゴン及びセランにおいて、最新の技術による操業を行っている。https://www.chandra-asri.com
詳しくは、→https://www.shokubai.co.jp/ja/news/2023052311213/