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三菱地所、日揮HD等と東京・丸の内エリアの廃食用油を国産SAF等に再利用へ。(2022.11)

 三菱地所㈱は、日揮ホールディングス㈱、㈱レボインターナ ショナルと丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)の飲食店舗等の廃食用油を、SAF(Sustainable Aviation Fuel)等へ再利用する事業に関して、相互に協力する基本合意書を締結した。なお、本事業へ総合不動産会社が参画するのは初めての取り組み。

 日揮 HD 等は本年11月1日付で廃食用油を原料とした国産SAFの製造や供給事業を行う「合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY」を設立。2025 年度初頭に国産 SAF 製造プラントの運転開始を目指しており、国内初の大規模生産(年間生産量約 3 万キロリットル)を計画している。三菱地所は運営管理するビルの廃食用油 を提供するとともに、飲食店舗テナントに対し、SAF の環境価値啓発及び収集協力の呼びかけを行うなど取組みを後押し、廃食用油年間約150トンの再利用を目指す。本取り組みは丸の内エリアに加えて、三菱地所グルー プの㈱ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営するホテルや、関連する空港等での展開も視野に入れる。

 廃食用油は、これまでも塗装原料、飼料、肥料、石鹸等にリサイクルされているが、バイオディーゼル燃料の原材料としても再資源化可能であることから、2023年3月から同燃料への再利用を開始し、まずは廃食用油の収集用トラックの燃料として使用、将来的にはSAFの活用や、丸の内エリアでの更なるバイオディーゼル燃料活用循環型スキームの構築に向けて検討していくとしている。

詳しくは、→https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec221124_circler3.pdf

2022-11-26 | Posted in トピックス |