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JALとENEOS、SAF売買の契約締結。国内石油元売としてSAFの輸入供給等、国内サプライチェーン構築へ(2024.7)
日本航空㈱(JAL)とENEOS㈱は、日本における持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel:SAF)の早期社会実装に向け、SAFの売買に関する契約を締結した。本契約により、ENEOSが国内石油元売として初めてSAFを輸入し、国内外でSAFの調達を進めているJALへ供給することが実現する。
航空業界では、国際民間航空機関(ICAO)において国際線の航空機によるCO2排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を掲げ、2024年以降は国際航空分野における排出量を2019年比で15%削減することを目指している。航空業界の脱炭素化を加速するためには国産 SAF の普及促進が重要であり、そのための第一歩として両社は国内でのSAFサプライチェーン構築を推進する本契約に合意した。 今後も、JALとENEOSは国内におけるSAFの普及促進を目指し、航空業界の脱炭素化に資する取り組みを共同で進めていく。
【JALの取り組み方針】 JAL は、脱炭素化に向け省燃費機材への更新に加え、「全燃料搭載量のうち、2025年度に1%、2030 年度に10%をSAFに置き換える」という目標の達成に向けて、国内外においてSAFの調達を進めている。また、SAFを活用することにより創出されるCO2削減の環境価値を証書化し、JAL便をご利用の法人のお客さまに提供する「JAL Corporate SAF Program」を通じてSAFの環境価値の認識拡大に努めていく。
【ENEOSの取り組み方針】 SAFの原料調達から自社製造および販売に至るまでの一貫体制の構築を進めている。 なお、ENEOSは和歌山製造所にてSAF製造の検討を進めている。
詳しくは、→https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20240712_01_01_0944355.pdf