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東ソー、クロロプレンゴムにCNF複合化新規グレード開発、販売へ。独自技術で均一分散(2024.3)

 東ソー㈱は、同社が製造・販売するクロロプレンゴム「スカイプレン」にセルロースナノファイバー(CNF)を複合化した新グレード「SGシリーズ」を開発し、このたびバンドー化学㈱に伝動ベルト用材料として採用され、販売を開始したと発表した。
 CNFは鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を有するバイオマス由来の高性能素材。CO2を主としたGHG排出削減に繋がることから、カーボンブラックなどの化石燃料由来のゴム補強材の代替材料として期待されている。
 混練などの従来プロセスではCNFのゴム材料への混合が難しいことが技術的な課題とされていたが、「スカイプレンSGシリーズ」では、独自技術によりCNFをクロロプレンゴムへナノレベルで均一に分散させており、CNFの持つ補強効果をゴム材料へ応用することが可能となった。

 なお、本製品の量産化においては、NEDOの助成事業「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発/研究開発項目①革新的低コストCNF製造技術の開発」の成果を一部活用している。

詳しくは、→https://www.tosoh.co.jp/news/release/2024/20240329.html

 

2024-04-01 | Posted in トピックス |