研究情報

東邦ガス、低コストCO2分離回収技術確立へ実証験開始。SyncMOF社の高性能な吸着材使用（2024.2）

　東邦ガス㈱は、高性能な吸着材を用いた低コストなCO2分離回収技術の確立に向けた実証試験を開始したと発表した。

　CO2分離回収技術には、「化学吸収法」「物理吸着法」「膜分離法」などの方法が存在する。本試験は、「物理吸着法」の一種で、温度差を利用してCO2を分離回収する「温度スイング方式」のシステム評価・検証を行うものである。本試験では、SyncMOF㈱と連携して製造した、高いCO2回収能力と耐久性が期待できる吸着材を使用する。さらに、CO2分離回収に必要な高温を得るために、工場などのお客さま先で発生する排ガスの熱（排熱）を利用することで、同社がこれまで取り組んできた他の方法に比べ、電力消費量を約8割削減することを目指す。

詳しくは、→https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1241773_1342.html　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　関連情報→https://syncmof.com/category/news/