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ユーグレナ社、次世代バイオディーゼル燃料の普及拡大を目指し、シナネン/平野石油と協業(2023.12)

 ㈱ユーグレナは、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の普及拡大を目指し、エネルギー商社のシナネン㈱、燃料の卸売や運送事業を行う平野石油㈱と京浜地域での協業を開始したと発表した。

 ユーグレナ社の「サステオ」は、HVO(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化処理油)のひとつ。原料は、廃食用油と微細藻類ユーグレナから抽出されたユーグレナ油脂から作られている。その割合は、廃食用油が90%以上、ユーグレナ油脂の割合は10%以下の構成となっている。

 現在「サステオ」の供給先は、バスや配送車、消防車などの車両、タグボートやフェリーなどの船舶、商業用ジェット機や双発機などの飛行機と、陸・海・空の全領域で拡大、多様化しており、供給実績は累計86件を超える。
 ユーグレナ社は、バイオ燃料事業を実証ステージから商業ステージへ移行させるにあたり、パートナー企業等から調達したバイオ燃料を継続的かつ安定的に供給し、サプライチェーン構築とバイオ燃料供給先の開拓を進めている。今回のシナネンおよび平野石油との協業は、その一環として京浜地域でのサプライチェーン構築や供給先開拓を加速させる。
 燃料を供給するには、専門技術や許可・登録等が必要であり、その知見に長けた保管拠点・販売パートナーが必須であり、今回協業するシナネンは全国で76か所の燃料供給施設「オイルスクエア」と「灯油センター」を運営しており、平野石油は関東と関西エリアに20の拠点、タンクローリー142台を保有し強固な燃料配送ネットワークを構築している。

3社取り組みの概要イメージ

 シナネンの油槽所を使えるようになったことで京浜地域において安定的な配送が可能となり、今後同社油槽所での取扱いが増えるにつれて対応エリアが広がる予定。また、小型ローリーでの配送を強みとする平野石油が配送を担うことで、比較的少量使用の現場等への燃料を届けることが可能になる。今後は関東全域ないし全国での普及を目指す考えだ。

詳しくは、→https://www.euglena.jp/news/20231227-2/

 

 

 

2023-12-28 | Posted in トピックス |