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IEA、 ”The Role of E-fuels in Decarbonising Transport”　合成燃料報告を発行（2023.12）

　IEAは、”The Role of E-fuels in Decarbonising Transport”（輸送の脱炭素化におけるE-fuels・合成燃料の役割）と題する報告書を発行した。

　この10年間に低排出燃料を迅速に導入することは、運輸部門の脱炭素化を加速するために極めて重要だ。道路輸送部門には大きな電化の機会が存在するが、航空部門と海洋部門は脱炭素化のために引き続き燃料ベースのソリューションへの依存度を高めている。
　電解水素から得られるe-fuel（合成燃料）は、より安価な再生可能電力の大規模な拡大と予想される電解槽のコスト削減に支えられ、実行可能な道筋ができ、2030年までに急速に規模が拡大する可能性がある。低排出e-fuelは、航空や海運で利用可能な脱炭素化オプションの多様化を促進する可能性があり、特に生物起源の CO2利用の形で、バイオ燃料生産との大きな相乗効果が存在する。
　この新しいIEA報告書は、一連の新たなe-fuel技術の経済性評価を示している。この報告書では、2030年までに航空および海運におけるe-fuelのシェア10%を達成するという野心的な目標を想定し、必要なコスト削減、リソース、インフラへの投資の観点からその影響を評価している。

詳しくは、→https://www.iea.org/reports/the-role-of-e-fuels-in-decarbonising-transport#