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ユーグレナ、PETRONAS、Eniの3社、マレーシアでバイオ燃料製造プラント建設共同検討(2022.12)

 ㈱ユーグレナ(東京都港区)とマレーシアのPetroliam Nasional Berhad(PETRONAS社)、イタリアのEni S.p.A(Eni社)は、マレーシアにおいてバイオ燃料製造プラントを建設・運営するプロジェクトを共同で検討を開始したと発表した。本プラントは、マレーシアのジョホール州における東南アジア最大級の製油所・石油化学コンプレックスであるPengerang Integrated Complex(PIC)内での建設を予定している。
 3社は現在、本プロジェクト実現に向けた技術的・経済的な実現可能性評価を共同で実施しており、2025年中の本商業プラント完成を目指して、2023年中に3社間で最終的な投資決定を行う見込みだ。プラントは、PETRONAS社の既存の製油所・石油化学設備に隣接して建設する予定で、PICのバリューチェーンやユーティリティ設備、施設などを活用することができる。また、PICは、主要な国際航路にアクセスしやすい立地のため、世界的に高まっているバイオ燃料の需要増加に対応することが可能だ。
 本プラントは、バイオジェット燃料(SAF)、自動車、ディーゼル列車、船舶用の次世代バイオディーゼル燃料(HVO:Hydrotreated Vegetable Oil)の各製造量を、柔軟にコントロールしながら最大化できる設備を備えている。日々変化し増加する再生可能エネルギーの需要に応えることが可能となる。
 本プラントは、Eni社が米国Honeywell UOP社と共同で開発した技術」の導入を予定しており、原料処理能力は年間約65万トン、バイオ燃料(SAF、HVO、バイオナフサ)の製造能力は最大で日産1万2,500バレルとなる見通し。原料は、使用済み植物油や動物性油脂、植物油の加工に伴う廃棄物、将来的には微細藻類由来の藻油など、食料生産と競合しないバイオマス原料を使用する予定だ。

Pengerang Integrated Complex (PIC) (PETRONAS社発表より)

詳しくは、→https://www.euglena.jp/news/20221214-2/及びhttps://www.petronas.com/media/media-releases/petronas-eni-and-euglena-explore-biorefinery-opportunity-malaysia及びhttps://www.eni.com/en-IT/media/press-release/2022/12/eni-euglena-and-petronas-to-explore-biorefinery-opportunity-in-malaysia.html

 

 

2022-12-17 | Posted in トピックス |