トピックス,エネルギー編

サウジ・NEOM Green Hydrogen Companの世界最大のグリーン水素プラント、全サイトで80%の建設完了(2025.6)

 NEOM Green Hydrogen Compan(NGHC)は6月2日、グリーン水素施設、風力ガーデン、太陽光発電所、送電網の全プロジェクトサイトで、2025年第1四半期初めに80%の建設完了に達したと発表した。

 NEOMのオクサゴン地区に位置する世界最大のグリーン水素プラントの建設は、急ピッチで進んでいる。現在、風力タービン、水素貯蔵容器、電解装置、コールドボックス、配管ラックなど、主要設備の受領と設置が行われている。プラントは予定通り着工しており、2026年半ばまでに4GWの太陽光発電と風力発電が完成し、その後、2027年に電解装置の試運転と最初のアンモニア製品の供給開始が予定されている。

 NGHCは、これらの重要な業務に必要な能力を確保するため、国際的な専門知識を補完する、高度なスキルを持つサウジアラビア人労働力を育成している。同社はこれまでに複数のターゲット採用キャンペーンを実施し、サウジアラビア国内外から優秀な人材を積極的に獲得し続けている。さらに、NGHCはサウジアラビアの研究・教育機関と連携し、サウジアラビアの若者のスキルアップを図り、グリーン水素および再生可能エネルギー分野でのキャリア形成を支援している。

 ACWA Power、Air Products、NEOMの対等な合弁事業であるNGHCの世界規模のプラントは、最大4GWの太陽光と風力エネルギーを統合し、2026年末までに1日あたり最大600トンのカーボンフリー水素をグリーンアンモニアの形で生産し、世界の輸送および産業部門にとって費用対効果の高いソリューションとなる予定。

 NEOM Green Hydrogen Company は、施設で生産されるグリーンアンモニアのすべてについて Air Products と30年間の独占販売契約を締結しており、バリューチェーン全体にわたって再生可能エネルギーの経済的可能性を解き放つ予定である。

詳しくは、→https://nghc.com/news/worlds-largest-green-hydrogen-plant-reaches-80-construction-completion-across-all-sites/

2025-06-05 | Posted in エネルギー編, トピックス |