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旭化成ホームズとセンコー、新築現場でリニューアブルディーゼルを活用した実証トライアル開始(2024.9)

 旭化成ホームズ㈱とセンコー㈱(大阪市北区)は、伊藤忠エネクス㈱が供給するリニューアブルディーゼル(RD)を新築現場に建材を運搬するトラックで使用する実証トライアルを10月より開始すると発表した。軽油の代替燃料として輸送における脱炭素を推進するもので、国内ハウスメーカーとしてRDを使用するのは初の試み。

●実証トライアルの概要

・取組の名称 RD導入による大型車両の脱炭素化
・取組の内容 新築現場への輸送トラック燃料を軽油からRDへ変換
・取り組み開始時期 2024年10月より2025年3月の半年間
・想定使用燃料 約2,400L/半年・台

●取り組みの背景

 サプライチェーンにおける脱炭素において、輸送による排出量の削減も非常に重要な要素となっている。旭化成ホームズとセンコーは「ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化」といった取り組みをはじめ、輸送における脱炭素化を推進してきた。さらなる輸送分野における脱炭素化の推進策として、車両の電動化を推進しているが、大型トラック等の電動化の見通しは不透明な状況。このような課題に対し、RDはいわゆる「ドロップイン燃料」として既存の車両や建設機械等にそのまま利用することが可能で、今後更なる利用拡大の可能性がある。この実証トライアルの結果を踏まえ、より広範囲への運用について検討をすすめていく。また、東京都での運行においては伊藤忠エネクス等にて採択されている「東京都バイオ燃料活用における事業化促進支援事業」に参加し、東京都における脱炭素にも寄与していく考えだ。

https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20240906-02/index/

2024-09-07 | Posted in トピックス |