イベント情報
地球・人間環境フォーラムセミナー「ベトナムの森林・林業政策と日本の木質バイオマス発電」 2024.8.29
地球・人間環境フォーラムは、「ベトナムの森林・林業政策と日本の木質バイオマス発電」と題するオンラインセミナーを、下記の要領で開催する。
●日 時:2024年8月29日(木)16:00-17:30(5分前開場) ●開催形式:Zoomウェビナー ●協 力:バイオマス産業社会ネットワーク、メコン・ウォッチ、ウータン・森と生活を考える会、熱帯林行動ネットワーク(JATAN) ●参加費:無 料
●プログラム
・「ベトナムの森林・林業の概況」 高橋 漠氏
・「ベトナム産木質ペレットの環境・社会問題」 飯沼佐代子氏、鈴嶋克太氏(地球・人間環境フォーラム)
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、日本で急速に拡大した木質バイオマス発電ですが、主要な燃料である木質ペレットの輸入元第一位となっている国がベトナム。
ベトナムの森林被覆率は、ベトナム戦争とその復興需要などで大きく低下した後、政府主導の「植林プログラム」により急速に回復しました。そのほとんどが、外来種であるアカシアの植林であるとされている。
今年の4月、地球・人間環境フォーラムでベトナムの森林とペレット生産地域の視察を実施した際には、アカシアの単一・短伐期植林を繰り返すことによる問題(病害の発生、土壌養分の不足、それによる施肥量の増加等)や、現地特有の木材のサプライチェーンにより合法性・トレーサビリティの確認が困難な状況が垣間見えた。
このセミナーでは、現地で森林政策・管理支援プロジェクトに携わる専門家に同国の森林の状況やペレット産業を含む木材産業の構造について解説いただく。視察を実施した当団体職員からの報告と合わせて、日本が輸入するベトナム産木質ペレットの課題について考える。
詳しくは、→https://www.gef.or.jp/news/event/240829vietnam_forest_biomass/