イベント情報
地球・人間環境フォーラム主催「米国木質ペレット工場による大気汚染排出と健康被害」ウェビナー2023.8.9開催
地球・人間環境フォーラムは、「米国木質ペレット工場による大気汚染排出と健康被害」と題するセミナーをバイオマス産業社会ネットワークとマイティー・アースと共同で、下記の要領で開催する。
●日 時:2023年8月9日(水)9:00~10:30 ●開催形式:Zoomウェビナー(同時通訳付き) ●共 催:バイオマス産業社会ネットワーク、マイティー・アース ●参加費:無 料
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により促進されている木質バイオマス発電や、石炭とバイオマスの混焼向けに、今後、約850万トンの木質ペレットが米国から輸入されると予想されている。生産地では、大量の木材を伐採し調達し続けることによる生物多様性や森林の多面的機能への影響だけでなく、木質ペレット工場からの大気汚染物質排出による住民の健康被害も問題となっている。これまでにドラッグス社やエンビバ社のペレット工場が米国の大気汚染防止法違反で罰金を科されている。
ペレット工場の多くは、黒人などマイノリティのコミュニティ、つまり所得や教育水準が低く、トラブルがあっても訴訟などについての知識や経済的余裕が乏しい人々の暮らす地域に建設されており、「気候正義」の観点からも問題があると考えられる。この問題は、米国国内における公害であると同時に、大量の木質ペレット輸入国である日本にとっても、持続可能性やビジネスと人権の観点から無関係ではない。
セミナーでは、木質ペレット工場からの大気汚染に詳しい現地の専門家・Patrick Anderson氏(Environmental Integrity Project)に状況を伺い、今後どのように取り組んでいくべきかについてディスカッションする。
詳しくは、→https://www.gef.or.jp/news/event/230809biomasspollution/