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伊藤忠商事、三菱重工業、INPEX、大成建設の4社、大規模広域CCSバリューチェーン事業の可能性共同スタディ実施(2023.1)

 伊藤忠商事㈱、三菱重工業㈱、㈱INPEX及び大成建設㈱は、日本国内のCO2排出事業者を対象に船舶輸送を用いた大規模広域CCSバリューチェーン事業の実施可能性を検討すべく、共同スタディの実施に関する覚書に調印した。

 今後4社は共同で、素材産業をはじめとする電化及び水素化等だけでは脱炭素化の達成が困難と想定される産業(Hard-to-Abate産業)等から排出されるCO2の分離回収・出荷・船舶輸送・貯留に係る共同事業化に向けたスタディを進めるとともに、日本国内におけるCO2貯留候補地の選定作業も実施していく。

 世界的に脱炭素化の気運が高まる中、2021年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」において、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」及び「2030年度において温室効果ガス46%削減(2013年度比)」の2つの目標の実現に向け、CCSはHard-to-Abate産業等の脱炭素化において最大限活用すべき手段と位置づけられた。その社会実装の実現に向け、経済産業省は2024年頃にCO2排出事業者も含めたCCSバリューチェーン事業者を募り、2030年までに日本国内に複数のCCSモデル事業を立ち上げることを目標に掲げている。今後は4社で本取り組みを通じて、高まりつつあるHard-to-Abate産業等からのCO2の分離回収・輸送・貯留ニーズに応えながら、持続可能な社会の実現に向けた協働を推進していくとしている。

詳しくは、→https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230126.html

2023-01-26 | Posted in トピックス |