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エア・ウォーター、製造時のCO2排出実質ゼロのグリーン産業ガス「グリーンメニュー」展開(2025.1)

 エア・ウォーターグループは、カーボンニュートラル化の実現に向けて、製造時におけるCO2排出量を実質ゼロにした「グリーンメニュー」を製品ラインアップとして展開すると発表した。第一弾として、2025年度上期中を目途に、グループ内のバイオマス発電施設から創出される環境価値を活用し、「グリーン産業ガス(酸素・窒素)」の製造・販売をする。

<グリーンメニューの拡充>

 同社グループは、環境価値として認定できるバイオマス発電所を複数自社保有している強みを活かし、製造時に発生する電力由来のCO2をマスバランス方式でオフセットすることなどにより、グリーンメニューを製品ラインアップとして加えることとした。その後、需要に応じて各種製品・サービスのカーボンニュートラル化を積極的に進め、社会の温室効果ガス排出削減に貢献していく考えだ。

 なお、マスバランス方式とは、バイオマス原料やリサイクル原料などの使用によって削減した製造拠点のCO2排出削減効果を、特定の製品に割り当てることができる仕組み。第三者機関による検証を受審することで、透明性・信頼性のある仕組みを構築していく。

<グリーン産業ガス(酸素・窒素)について>

 産業ガスの製造には、原料空気の圧縮や冷却などのプロセスで大量の電力を使用しており、同社グループ全GHG排出量のうち電力に由来するGHG排出は約80%に相当する。このため、産業ガス製品のグリーン化には、購入電力のグリーン化(再生可能エネルギー由来電力か非化石証書の購入)が求められるが、この手段が限られていることが課題だった。

 このたび当社が製造・販売を行う「グリーン産業ガス」は、製造時に排出されるCO2を実質ゼロにした「グリーンメニュー」と位置付けている。同社グループが保有するバイオマス発電所から創出される環境価値を、産業ガス製造時に発生する電力由来のCO2にマスバランス方式でオフセットしたものである。

 従来の産業ガス製品の代替としてグリーン産業ガスを使用いただくことで、お客様の「スコープ3」の削減に貢献する。なお、ガスそのものの品質は従来製品と変わりなく、普段通りお使いいただくことができる。2025年度上期中より同社枚方工場で製造する産業ガス製品を対象とし、その後、需要に応じて対象工場を拡大する予定。

詳しくは、→https://www.awi.co.jp/ja/business/news/news-2025010901.html

2025-01-14 | Posted in トピックス |