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積水ハウス・大和ハウス等3社協働 在来樹種緑化でネイチャー・ポジティブ実効性とシナジー実証。(2024.9)
旭化成ホームズ㈱、積水ハウス㈱、大和ハウス工業㈱3社は、国際目標である2030年のネイチャー・ポジティブ実現に向けて、各住宅メーカーが在来樹種に着目した都市緑化に取り組むことによる生物多様性保全効果のシナジーを実証するため、㈱シンク・ネイチャーの分析のもと、3社が連携することによる都市のネイチャー・ポジティブの実効性について協働で評価した。生物多様性保全活動において、住宅メーカー間での協働評価は初となる。
今回の植栽樹種データに基づいた分析から、在来樹種に着目した3社それぞれの特性のある取り組みが、個社別での貢献を生態学的に補完し合い、ネイチャー・ポジティブの実効性におけるシナジーが明示された。今回の結果を受けて、3社は都市部に多くの住宅・建築物を供給している住宅メーカーとして、在来樹種に着目した植栽提案を住宅・不動産業界全体で推進し、生物多様性保全への取り組みを加速させることに貢献して考えだ。
分析サマリー
1)3社がそれぞれ異なる特性の様々な樹種を植えてきたことで、個社単位に比べ生物多様性の豊かさが向上
2)各社が特有のコンセプトで植栽を行うことで、生物多様性の多面的な要素を効果的に再生
3社は、自然保護区や里山的な環境のみならず、私たちが普段生活している「都市」の生物多様性が、住まい手のウェルビーイングの観点から重要と捉え、在来樹種に着目した独自の街づくり・庭づくりを提案している。旭化成ホームズでは様々な高さの樹木(階層構造)を植栽し街並みへの貢献と都市に小さな森を創出することを目指した「まちもり」、積水ハウスでは生態系に配慮し地域の気候風土にあった在来樹種を中心に植栽する「5本の樹」計画、大和ハウス工業では様々な用途の不動産に50%以上の在来種を植栽して地域の生態系ネットワークに配慮する「みどりをつなごう!」のコンセプトに基づく緑化活動に取り組んでいる。
今回は、3社の首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)を対象とした樹木本数・樹種のデータを可視化し統合することで、3社の異なる取り組みによる都市の生物多様性保全への効果を分析した。
詳しくは、→https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20240904/index/