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LG化学、2025年までに清州RO膜工場に1,250億ウォン投資。5年以内に水処理事業2倍に(2023.8)

 LG化学(韓国・ソウル市)は、逆浸透膜(RO)膜の生産拠点である清州工場の能力を増強し、事業拡大に乗り出す。2025年7月までに1246億ウォンを投資して清州工場を拡張し、RO膜を年間40万枚生産できる設備を追加すると発表した。

 計画されている 40 万枚の RO 膜の拡張により、年間15億7,000万トン(1 日あたり 432 万トン)の水を淡水化することができる。この水は韓国の全人口の約3分の1に相当する約1,600万人が利用することができる。同社は今回の拡張を通じて、今後5年以内に現在の2000億ウォン規模のRO膜事業を倍増させることを目指している。また、既存の海水淡水化市場に加え、需要が急速に高まる工業用水の製造や廃水再利用など、成長を続ける産業用RO膜市場もターゲットにしている。

 RO膜は、逆浸透による海水の淡水化や工業用水の製造、廃水の再利用などの水処理プロセスに使用される素材。LG化学は2014年にNanoH2Oを買収して以来、水処理事業で成長を続け、現在世界の海水淡水化RO膜市場で第2位の企業となっている。

 CEOのシン・ハク・チョル氏は、「RO膜の清州の生産拠点の整備により、当社の生産能力が大幅に拡大し、RO膜の世界的リーダーとしての地位を確立できるであろう。これにより、地球温暖化による干ばつや水不足といった問題の解決に貢献し、世界中の顧客に最高の水処理ソリューションを提供することができる」と語った。

詳しくは、→https://www.lgchem.com/company/information-center/press-release/news-detail-9345?lang=en_GLOBAL

2023-08-30 | Posted in トピックス |